学習障害 治療

学習障害の子供との接し方

一昔前は学習障害についての理解がほとんどありませんでしたが、最近は学習障害の認知度が少しずつ広がってきています。しかし、学習障害の認知度が広がってきていると言っても、まだまだ日本では理解されていないのが実状のようです。

 

学習障害の認知度が低いのは学習障害のお子さんを持つ家族にも言える事で、一体どうやって子供に接していけば良いのか、未だに戸惑っている家庭も多いです。学習障害の原因となっているのは、一般的に脳機能の障害と言われていますが、現在のところまだはっきりとした原因は判っていません。

 

ですので、学習障害のお子さんがいる親御さんは決して親の育て方や環境によるものではないので、自分を責めたりしないようにして下さい学習障害の子供は、知能に障害があるわけでもなく、特定の能力以外は正常な事が多いので、周囲はその障害に気付きにくいだけなのです。

 

その為に、「努力不足」と捉えられることがあったり、「どうしてこんな事が出来ないの?」と言われてしまったりします。このような事からいじめにあうことがあったり、不登校に繋がったりするケースも当然あるので親としては十分に注意しなければいけません。

 

そのような場合は、無理に周りに理解を求めたり、不満に思ったりせず、子供と一緒に悩み、辛い気持ちを共有してあげるようにしてあげることが大切になってきます。学習障害を知らない他人に学習障害を理解してもらう事は、容易な事ではありません。

 

それならばせめて、親御さんや家族の人達だけでも、お子さんの障害を理解してあげるようにして、子供が家庭の中だけでも心穏やかに暮らせる環境を作ってあげるように努力するようにしましょう。

 

そのように家族が学習障害に対して理解を深めることによって、お子さんも少しずつ自信を持って学習出来るようになり、良い方向へと進む可能性が高くなっていきます。