学習障害 治療

学習障害の子供が学校に行く時の注意点

学習障害のお子さんがいる親御さんにとっては子供が無事に学校に通えるのかが気になるところだと思います。現在の日本の学校では、特殊学級と言うものはあっても、学習障害の子供専門の特別学級がないのが現状です。

 

学習障害の場合は、知的発達に遅れが無い為に、一般のお子さんと比較しても知能指数は平均である場合も多く、特殊学級への編入を断られてしまうこともあり、普通学級への通学を余儀なくされてしまうケースも多くあるようです。

 

それでは、学習障害の子供が学校に行く時の注意点には、一体どんなものがあるのか考えてみましょう。まず、学習障害の場合は知的発達に遅れがないとは言っても、もちろん、普通の子供達と同じ学習スピードで勉強を進められる訳がありません。

 

教える先生側にとっても、学習障害のお子さんには特別な指導が必要となってきます。その為、学校側の理解が必要不可欠だと言えます。また、学習障害の場合は、同時に行動上の問題を抱えている可能性も高いので、一緒に学習している他の子供に被害を与えてしまう可能性があるので注意が必要となってきます。

 

学習障害のお子さんがいる親御さんは可能な限り、子供の学習の様子を参観するようにし、何かあればクラスの保護者と積極的に話し合う機会を持つようにすると良いでしょう。

 

現在では、学校側も学習障害のお子さんに対しては対応するようになってきており、学習の進め方も読みの場合は音声で読み上げたり、読み易いフォントに変換したり、書く場合にはパソコンなどを利用することで表現出来るようにするなどして、少しずつではありますが、学習し易い環境が整えられてきたようです。

 

学習障害のお子さんを学校へ行かせる事に対しては、親としては常に不安がつきまとうかもしれませんが、長い目でみるときっと将来へのプラスになるはずですので、勇気を持って学校へ通わせるようにすることが大切になってきます